何かと勉強をしている発達障害児のママたち。
多くの情報を得て、時には学校や療育の先生よりも精神科の医師よりも知識があったりします。
でも、知識があってもなかなか効果が出ない。
私も「そんなこと知ってる!でも癇癪も減らないし、問答行動は増えるばかり!すぐ解決できる方法はないの?」と思っていました。
今回はそんな方に向けて。
親が変われば子供は変わる
実は、子供を変えようと思ってあるプログラムに参加しました。
そこに参加した結果、子供が本当に変わった。
けど、その前に親の私が変わったんです。
そこで気づいたこと。
いっぱい勉強して、情報を探して、色々対応しているのに全然変わらない!
それはもしかしたら、情報を得ることでやっている気になっているだけかもしれません。
嫌なこと言ってますね。
でもこれは私自身が経験したことです。
今までやった気になってただけで全然やってなかったんだって痛感したからです。
まずは正しい知識を
そうは言っても最初は知識を入れましょう。
たとえば、
「問題行動は無視する方が良い」
という情報。
ネットで色んなところで目にする。
療育の先生から教えてもらう。
だから、問題行動は無視した方が良いと知っている。
でも、なんでそれが良いか解ってますか?
解っている方は本当にそれが正しい方法なのか解りますか?
無視してるのに問題行動が悪化するのが何故なのか解りますか?
ここまで理解できるくらいの知識を身に着けることが必要です。
問題行動=無視
全てにおいてこれが効果的なわけではありません。
また、正しく実践しないと問題行動は逆に増えてしまいます。
最近は解りやすい本も沢山出ていますので、ぜひ読んでみることをおすすめします。
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知識を得たら実践を
次に必要なのが実践。
この実践をしている人って実は少数です。
知識は身に着けた。
良い情報を手に入れた。
これで満足してしまう人が多いんです。
でも、本当に理解するためには実践が不可欠です。
行動を起こすことで知識が身になり、さらに理解を深めます。
私は沢山の情報を手に入れて、ちょこっとやってみて、効果がある・ないを判断していました。
でも、以前参加したプログラムで毎日毎日実践をしていったら、知っていると思っていたはずのことを実際には理解できていなかったと痛感することになり、実践の大切さを身をもって体感しました。
実践の薦め
「子供を褒めると良い」という情報はあちこちで出ているので、それが良いらしいということは多くの人が知っていると思います。
療育施設でもまず褒めることを勧められますね。
これ、正しく褒められている人ってどれくらいいるでしょうか。
何かできた時に「えらい!」「すごい!」と大きく褒めていたりしませんか?
それで褒めてるけど効果が出ないと思っていませんか?
何かの結果に対してだけ褒める、
親の価値観の入った褒め方をする、
こんな褒め方をしている人は要注意です。
ではどうしたら良いか?
経過を細かく認めていく、これが効果的な褒め方です。
これを毎日実践して記録していくことで見えてくるものがあります。
親の意識が変わってくる
毎日実践していくと、子供がどんどん素直に、明るく、笑顔になっていきます。
そして頭を悩ませていた問題行動が減っていくんです。
親のかかわり方で子供が変わる
まさにこれを体感します。
そして気づいてしまいます。
今までの自分の関りが原因だったことに。
でも、ここで落ち込む必要はありません。自分が親ではなければこんなことにならなかったのか・・・なんて思う必要もありません。
何故なら、正しいかかわり方を知っている方が少ないから。
子供のタイプによって同じ対応をしていても反応が変わってくるから。
特性の強い子、繊細な子を育てていなければ正しい関りをしていなくてもなんとかなるからです。
反面、特性のある子を育てる場合は正しい関りが必要になります。
でもこれ、子育てだけでなく人間関係でもとても重要な事柄なので、特性のある子を育てたおかげでこんなに大事なことを知ることができたとプラスに考えられると良いですね。